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2008年3月、本社敷地内に地上20階、地下1階建ての京セラミタR&Dセンターが完成しました。
近年、企業の情報システムに接続されるプリンタや複合機などのドキュメント機器に対し、環境対応や情報漏えいを防止するためのセキュリティ対策などが求められています。こうしたオフィスのニーズに対応するため、最新設備を導入した商品開発の強化は急務となっており、R&Dセンターはその技術開発のスピードアップを実現させるための大きな投資でもあるのです。
また、このR&Dセンターの竣工と同時に、国内工場の役割も大きく変化しました。生産技術センターとしての機能を強化し、中国を支えていく玉城工場、コントロール・生産管理オペレーションの中心でもある枚方工場、そしてものづくり力を極める中国工場と、各工場の役割がより明確になったことで、信頼性の高い商品づくりがさらに強化されました。
R&Dセンター竣工に先駆け、2008年2月、玉城工場に新工場棟が完成しました。それに伴い、玉城工場は生産技術センター、カラートナー開発と量産拠点、さらにはすべての新製品の試作対応(コンカレント開発)を行なうプラントという3つの機能を集約した工場として稼働を始めています。
一方、枚方工場には生産管理オペレーション機能を集約。
またセンター機能として保守パーツの物流拠点の中心に位置づけています。
販売現場がタイムリーに必要とする保守管理パーツを、国内はもとより、全世界へ絶え間ない供給を行っています。さらに、環境を強化する拠点として、徹底したリサイクル・リユースの実現を目指しています。「匠」と称される技術や知識を持った人材が、お客様から回収された情報機器の部品ひとつに至るまで、その耐久性や再生の可否を的確に判断するドクター役となり、製品のリサイクル・リユースの循環を行っています。
中国・石龍工場では「全員の力で中国トップクラスの工場に」というスローガンを掲げ、ものづくり改革プロジェクトを推進しています。これまで国内工場にて行なってきた「セル生産方式」をベースに、新たな生産方式として「グループセル方式」を導入しました。「グループセル方式」とは、1台の製品をいくつかのユニットに分け、その製造工程を「グループセル」と呼ばれる10人1組のチームで担当する新生産システムです。ひとり一人のスキルをあげ、職能レベルをあげるとともに、生産性の改善・品質の向上を図ることが課題でもありました。そこで、グループ単位での生産体制をとることで、ひとり一人の技能向上がグループ全体の生産力向上につながることを意識づけ、モチベーションの醸成を目指しています。
ものづくりに携わるということは、エネルギー消費活動を行なうということ。そこで各工場ではエネルギー消費を最小限に、そしてCO2排出を抑え、環境に最大限配慮する取り組みを行なってきました。お昼休みのオフィスの消灯、クールビズといった日々の取り組みだけでなく、壁面ソーラーパネル(枚方工場)による発電や、工場排水を出さないようにするため、夜間電力で凍らせ廃棄物を最小にして、残った冷水を工場内の空調に再利用するなど積極的に取り組んでいます。これらはすべて、企業活動を行なう上での「社会」に対する大きな責任です。わたしたち京セラミタはこれからもものづくりを通して、従業員ひとり一人が、省エネルギー、環境への配慮に取り組んでまいります。
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